HISTORY50年の歩み
視能訓練士と協会の理解を
深めていただくため,動画を制作しました.記念動画はこちら↓
1929(昭和4)年世界で初めての視能訓練士
世界で初めての視能訓練士であるMs.メアリーマドックスはロンドンに世界最初の視能訓練士の養成校を創設.そこで養成された視能訓練士が各国で養成校を創設し,世界に広まっていった.
1954(昭和29)年Synoptophoreの渡来
2台のsynoptophoreがDr.J.R.Andersonより寄贈され,日本における現代視能矯正学がはじまる.
1957(昭和32)年視能矯正専門職が誕生
国内最初の視能訓練士として川村緑氏(東京)と内田(渡辺)冴子氏(岡山)が視能矯正業務を開始した.
1964(昭和39)年第1回ORT懇談会開催※
視能訓練士による初の公式会合であった.(愛知県名古屋市:武田薬品で開催)
1966(昭和41)年ORT講習会の開催※
法制化に向けた講習会が大阪で開催された.
1967(昭和42)年第1回ORTの会※
視能訓練士による大規模学術集会が開催された.(愛知県岡崎市:明治生命ホールで開催)
1969(昭和44)年日本眼科学会第1回視能訓練士認定試験実施
85名が合格した.
1969(昭和44)年ORT部会発会式※
日本弱視斜視研究会ORT部会が発会された.併せて第1回研究会(現在の日本視能矯正学会)が開催された.
1970(昭和45)年国立小児病院附属視能訓練学院開設
日本初の視能訓練士養成校が誕生した.
1971(昭和46)年視能訓練士法成立
5月14日に視能訓練士法案が国会を通過し,視能訓練士法が成立した.
1971(昭和46)年第1回視能訓練士国家試験実施
10月24日 第1回視能訓練士国家試験実施.(121名が合格)
1972(昭和47)年日本視能訓練士協会設立
5月18日 日本視能訓練士協会発会式が行われた.(岡山県岡山市:岡山大学医学部図書館講堂で開催)
1981(昭和56)年国際視能矯正協会(IOA)に加盟
視能訓練士の国際組織であるIOAに加盟した.
1981(昭和56)年協会設立10周年記念式典開催
第19回研究会と併催.(東京都:ホテルニュージャパン,興和ホールで開催)
1987(昭和62)年日本視能矯正学会初開催
「研究会」を「学会」へ改称し、順天堂大学にて開催した.
1988(昭和63)年社団法人日本視能訓練士協会設立
任意団体から社団法人へ移行した.
1993(平成5)年視能訓練士法改正
法改正により,業務に「眼科に係る検査」が明文化された.
1995(平成7)年第8回国際視能矯正学会を開催
アジアにおける初の開催であった.(京都府京都市:国立京都国際会館で開催) 21か国からの演題応募があった.
2000(平成12)年協会設立30周年記念式典開催
第42回日本視能矯正学会と併催.(神奈川県横浜市:みなとみらいで開催)
2006(平成18)年生涯教育制度新人教育プログラム開始
卒後教育の大きな柱として視能訓練士生涯教育制度が設置され,新人教育プログラムがスタートした.
2006(平成18)年治療用眼鏡等の保険適用
小児の弱視,斜視及び先天性白内障術後の治療用眼鏡やコンタクトレンズの作成費用が,健康保険の適用となり,療養費として給付されるようになった.
2012(平成24年)年公益社団法人に移行
一般法人から公益社団法人に移行した.公益性の高い事業を行うことで,団体としての社会的信頼性を高め,発展を続けることを目指す.
2013(平成25)年認定視能訓練士認定開始
本制度で学び,継続して知識と技術の習得に励んでいる会員に対して授与するものである.
2017(平成29)年小児眼鏡フレーム「アイハピー」製品化
協会とメーカーの共同開発による小児眼鏡フレーム「アイハピー」が誕生した.
2018(平成30)年協会監修JACO Stereo Test発売
協会監修,日本製の近見立体視検査であるJACO Stereo Testが製品化された.
2018(平成30)年協会監修視能学エキスパート発刊
体系的な成書として,視能学エキスパートシリーズを出版した.
2021(令和3)年協会設立50周年記念式典開催
第62回日本視能矯正学会と併催.(東京都: 東京国際フォーラムで開催した)
2022(令和4)年50周年記念制作
記念誌、記念動画、記念サイトを制作した.
※かつて視能訓練士の略称として使用されていた「ORT」は、歴史的事実の記録としてそのまま表記しました。正式な略称は「CO(Certified orthoptist)」です。